まつばや氏の世界

抗え、最後まで

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

オブザーバーの幻影たち vol.7

ふと気づくと目の前のそれを「彼」と呼んでいる自分に気づいた。 「彼」の一人称は、僕だったので自然と男だと認識しているが、時より靡く長髪から女性を思わせるような整った目鼻が見え隠れしていた。 「君は、女の子なの?」 僕はつい気になって聞いてみる…

悪魔の子 

地球に住む人間達の時間でいうと、現在は秋のようだ。微かに、肌寒いが、このぐらいが一番ちょうどいい。 そんな時期に、僕は突然発現した。影のように、それは突然現れ、付きまとう。 今回の僕は、灰色の球体のような姿見をしていて、プカプカと宙に浮かん…

ラノベ作家になるために必要な事。

どうも、皆様。 今回は「ラノベ作家になるために必要なこと」ということで、成長記録パート2となります。 この記事は、またまだ何者でもない人間が書いていますが、読んでいた頂いたら嬉しいです。 挫折と逃避 やはり何事もうまく行かないものです。壁にぶち…

オブザーバーの幻影たち vol.6

「うわぁ~。綺麗」 そこに広がっていたのは、180度に広がる一面の海。雲ひとつない空。太陽の輝きは、水面に反射しダイヤモンドのようにきらびやかだった。 「こんなきれいな景色を見たのはいつぶりだろう。」 「私も。」 僕達は、その神々しくどこか懐かし…

ラノベ作家への入り口に立つということ。

どうも、みなさん。 今回は、「ラノベ作家への入り口に立つ」ということで書き綴りたいと思います。 基本的には、このブログは作品の原作置き場として、書いていくつもりだったのですが、、、。 やはりブログなのでたまには、駆け出し作家としての苦悩のよう…

オブザーバーの幻影たち vol.5

そう言う彼女の目は、やはり悲しげだった。 僕だって同じさ、出来ることならずっとここにいたい。だれにも縛られず、誰にも支配されず。それでもいつか終わりは来てしまう。 「この世界だって、限りあるからいいなって感じるんじゃないか?ここに一生いるっ…

オブザーバーの幻影たち vol.4

女性と話をしたのも久し振りだったから少し緊張して胸が熱くなるのを感じた。 「君はこの世界とは、別の世界から来たの?」 「良く分からない。ここの事は知らないの。でも、ずっとここにいた気がする。」 彼女は少し沈黙したのち、そう答えた。 「俺もずっ…

オブザーバーの幻影たち vol.3

今日は上手くいったようだ。 気がつくと僕は、ベンチに座っていて目の前には、何処にでもあるような公園が広がっていた。でもここには、まったく見覚えがない。 だか夢の世界では、良くあることだ。記憶にない場所にいるなんてなんとも不思議な感じだが、自…

オブザーバーの幻影たち vol.2

と心のなかでは虚勢をはりそう思いつつも、僕は目から涙がこぼれ落ちそうになるのをグッとこらえていた。 アイツに言われた「ろくでなし」の一言が僕の心を鷲掴みにし、放さない。悔しくてたまらないのに今の僕にはどうすることもできないのです。 そうして…

オブザーバーの幻影たち

女の子ってこの世界に、本当に存在するんでしょうか? どこにでもいるように見えるが、実は存在していなくって、カップルだとか結婚なんかはフィクションであって、彼女らは何かの陰謀で作り出された幻想なのではないだろうか。 つまり何がいいたいかと言う…