まつばや氏の世界

抗え、最後まで

オブザーバーの幻影たち vol.7

ふと気づくと目の前のそれを「彼」と呼んでいる自分に気づいた。 「彼」の一人称は、僕だったので自然と男だと認識しているが、時より靡く長髪から女性を思わせるような整った目鼻が見え隠れしていた。 「君は、女の子なの?」 僕はつい気になって聞いてみる…

悪魔の子 

地球に住む人間達の時間でいうと、現在は秋のようだ。微かに、肌寒いが、このぐらいが一番ちょうどいい。 そんな時期に、僕は突然発現した。影のように、それは突然現れ、付きまとう。 今回の僕は、灰色の球体のような姿見をしていて、プカプカと宙に浮かん…

ラノベ作家になるために必要な事。

どうも、皆様。 今回は「ラノベ作家になるために必要なこと」ということで、成長記録パート2となります。 この記事は、またまだ何者でもない人間が書いていますが、読んでいた頂いたら嬉しいです。 挫折と逃避 やはり何事もうまく行かないものです。壁にぶち…

オブザーバーの幻影たち vol.6

「うわぁ~。綺麗」 そこに広がっていたのは、180度に広がる一面の海。雲ひとつない空。太陽の輝きは、水面に反射しダイヤモンドのようにきらびやかだった。 「こんなきれいな景色を見たのはいつぶりだろう。」 「私も。」 僕達は、その神々しくどこか懐かし…

ラノベ作家への入り口に立つということ。

どうも、みなさん。 今回は、「ラノベ作家への入り口に立つ」ということで書き綴りたいと思います。 基本的には、このブログは作品の原作置き場として、書いていくつもりだったのですが、、、。 やはりブログなのでたまには、駆け出し作家としての苦悩のよう…

オブザーバーの幻影たち vol.5

そう言う彼女の目は、やはり悲しげだった。 僕だって同じさ、出来ることならずっとここにいたい。だれにも縛られず、誰にも支配されず。それでもいつか終わりは来てしまう。 「この世界だって、限りあるからいいなって感じるんじゃないか?ここに一生いるっ…

オブザーバーの幻影たち vol.4

女性と話をしたのも久し振りだったから少し緊張して胸が熱くなるのを感じた。 「君はこの世界とは、別の世界から来たの?」 「良く分からない。ここの事は知らないの。でも、ずっとここにいた気がする。」 彼女は少し沈黙したのち、そう答えた。 「俺もずっ…

オブザーバーの幻影たち vol.3

今日は上手くいったようだ。 気がつくと僕は、ベンチに座っていて目の前には、何処にでもあるような公園が広がっていた。でもここには、まったく見覚えがない。 だか夢の世界では、良くあることだ。記憶にない場所にいるなんてなんとも不思議な感じだが、自…

オブザーバーの幻影たち vol.2

と心のなかでは虚勢をはりそう思いつつも、僕は目から涙がこぼれ落ちそうになるのをグッとこらえていた。 アイツに言われた「ろくでなし」の一言が僕の心を鷲掴みにし、放さない。悔しくてたまらないのに今の僕にはどうすることもできないのです。 そうして…

オブザーバーの幻影たち

女の子ってこの世界に、本当に存在するんでしょうか? どこにでもいるように見えるが、実は存在していなくって、カップルだとか結婚なんかはフィクションであって、彼女らは何かの陰謀で作り出された幻想なのではないだろうか。 つまり何がいいたいかと言う…

罪と罰と[短編]

「人間は決して許されない」 何かの本で、そんな事が書いてあったような気がする。その通りだ、実際僕達人間に、もう時間は残されてはいないようだ。 村の方からは、嗅ぎ慣れないツンと鼻をつくような焼けた匂いと、誰かの叫び声が途絶えることなく聞こえる…

ちょっと休んでいいですか? vol.3

僕は、軽く会釈をしてから、車の後部座席を指差した。 その幼い少女は、なんだか恥ずかしそうに俯きながら静かに車に乗り込む。 「すみません、ビックリしましたよね。」 「そうだね。こんなに若い子がくるなんて思いもしなかったよ」 「あなた、中学生ぐら…

翼の生えた人間 [短編]

この頃遠い昔の記憶、幼かった頃の思い出、あの楽しかった日々を、時より思い起こす事が最近は増えたように感じる。 僕は、冷たく冷えた壁に持たれ、カーテンの隙間から入り込む光の光線をじっと見つめながら、眠気が去っていくのを待った。 「だれか僕を向…

ちょっと休んでいいですか? vol 2

すっかり辺りは暗くなり、町の明かりがポツポツとあるだけで、所々に配置されたコンビニだけが光を放つ光景は、田舎では珍しくはない。 こんな町にわざわざ来る物好きなんているのだろうか?ちなみに、僕たちがここに来た理由は、この旅路の三人目の仲間を向…

ちょっと休んでいいですか? vol 1

何事にも、終わりはくる。 たとえ、人生の内の一瞬だとしても。 それが、正しくないことだとしても。 2012年6月20日 僕は、どこかも分からない山道をナビに指示されるがまま車を走らせていた。 ちなみに僕は、一人ではない。 隣に座る女性とは、とある掲…

その男どん底につき

その男はまさにどん底だった お金持ちを目指しFXを初めてから2年、残ったものはといえば、借金200万円と、現実逃避のためのギャンブル癖。 貯金もゼロ。 彼女も無し、友達もいない。 人間関係が怖い、人と関わりたくないと思っているのに、孤独が辛いという…

瞑想が鬱を解消!?瞑想は人生を変える!

どうも、松林です。 お久しぶりですやく一年ブログ放置してましたが再開してみようと思います。 まず私に何が起こったのかということですが、 タイトルのとうり瞑想したら人生が180度変わり始めたということについて説明していきます。 まず、瞑想とは何か?…

マグロ漁船に乗って精神崩壊した件

前ブログの記事です。 残っていたものを復元しました。 懐かしい、、、。 どうも、まつばやしです。 突然ですが私、まつばやしはマグロ漁船にのった過去があります。率直に言ってしまうと 地獄のような体験でした! 私が、中学生の時まったく先のことを考え…